2015 August

 

 
 
写真家とピアニストのO御夫妻は母とも長いお付き合い。母の形見分けをぜひ 貰って頂きたくて・・・。母がパリの蚤の市で買ったクリスタルのボトル キャップや、ホンモノの貝と見まごうようなキャンドル。母の染めた和紙に丁寧 に包む。御夫妻と母は本当に付き合いが濃く、エピソードも事欠かず! 大笑い したり涙ぐんだり・・・こんな時間も母からのプレゼントかも知れない。

 

 

 
 
 
軽井沢の夏が始まると母の不在を感じざるを得ず・・・。久しぶりにお目にかか る母の友人たちも一様に「信じられない・・・」と。美しい白いお花が 次々に 届き、カサブランカの濃厚な香りがギャラリーいっぱいに広がる。母の大好き だった大輪の百合、きっと喜んでいるはず。

 

 
 
 
「軽井沢の草花」という美しい水彩画の本があるほど、たくさんの種類の草花が ある。我が家の庭先にも次々と東京では見かけないお花が咲く。母の残 してく れた本を見ながら名前を覚えたり、押し花を作ったり・・・。子供の頃、父の 作ってくれた「押し花セット」を使ってさまざまなお花を押し花に して額装し ていたことを思い出す。

 

 

 
 
 
東京に戻ると今度は東京でしか会えない友人を招く。夏は友人たちが各国から帰 国するので一年分の旧交を温める時期?頂き物やお中元も多い時期で、 キッチ ンもいっぱいいっぱい。山のように届いた柑橘類を蜂蜜に漬けたり、ゼリーを 作ったり・・・。自然栽培とのことで皮は干してバスタイム用にサ シェに入れ る。。手作りのゼリーと入浴剤をお土産に差し上げると「おばあちゃんみた い!」と友人達。本当にこんな地味な家事が大好きな私。どんな 物も一工夫し て最後まで美しく使いきりたい。

 

 

 
 
 
建築家の友人C御夫妻のお嬢様に、母の編んだベストとお人形さんのお洋服を。 母ととても親しくお付き合い頂いていたご夫妻には何か手作りのモノを 差し上 げたいと思い、母の作品のハガキを添えてお持ちする。早速に着て見せて下さっ たC嬢の可愛らしい事!母がどんなに喜んでいる事か・・・。

 

 

   
 
 
北海道から両親の友人が上京する。酷暑の東京はお気の毒!と思っていたら富良 野は大変な暑さだとか。母の形見分けにお料理の大好きな奥様にはパリ のコル ドンブルーのトーションとテーブルサーバーを選ぶ。思い出話は尽きず本当にい まだに信じられないと・・・。どうか大切に使ってあげて下さい ね。

 

 

 
 
 
軽井沢に居ると両親の友人と私の友人が一緒になったり、各国から帰国する友人 が突然やってきたり・・・東京とは違うリズムと気軽さで訪ね合える。 そんな 世代をを越えたお付き合いもとても楽しい。パリに着いたばかりの頃から、もう 27年のお付き合いのN御夫妻からミラノの美しいお菓子を頂 く。モンテ・ナ ポレオーネのような雰囲気のパッケージも素敵。ロンドンから帰国中の友人のお 土産、濃厚な香りをミントティーとあわせて。何だか ヨーロッパのような匂い がサロンに広がる・・・。

 

 

 
 
ご自宅のお庭で採れた美しいプチトマトを頂く。畑でもいだばかりでまだ温か い。早速友人とのランチに。サラダにするのも何だか惜しく冷やしてその まま でサーヴィスする。ルビーのようにツヤツヤしていて味も濃厚、お野菜と言うよ りフルーツ?あっと言う間に頂いてしまう。作りモノのようなパプ リカ、我が 家にあるパプリカの形をしたキッチンタイマーと見紛いそう!自然の形、天然の 色の美しさにデザイナーは敵わない・・・。

 

 

 
 
 
クリスチャンだった母はお魚のモチーフのものを集めていた。この夏、軽井沢で 温かな思い出をたくさん共有して下さったT嬢にそんな気持ちを込めて 母の形 見分けを貰って頂く。同じくクリスチャンでいらした彼女のお父様もやっぱりお 魚のモチーフがお好きだったよう。

 

 

 
 
「不思議な植物」が大好きな私。子供の頃植物図鑑を見ては「アマゾンに行って オオニ蓮に乗ってみたいな」と思っていた。軽井沢でもこんな不思議な 葉肉の 厚い植物を発見!まるで表面に細かい氷が散りばめられているようで、触るとフ ワフワしている。毬藻のようなお花とも葉とも付かない植物も面 白い。自然の 創り出す形や色への興味は尽きない・・・。

 

 

 
 
 
幼馴染みのY嬢から母へのお供えのお花を頂く。シックな色調のお花とさまざま な木の実がパリのお花屋さんのアレンジのよう。早速母のコーナーに飾 る。ギ リシャやパリで見つけたイコンと並んでヨーロッパのような濃い雰囲気、きっと 母も喜んでいると思うととても嬉しい。写真をカードにしてお礼 状を書くのも 心和む素敵な時間。

 

 

 
 
 
母のモノを整理する日が続くこの夏。外地から引き揚げて来た時にバターの中に 埋めて持ち帰ったと言う懐中時計や、祖父の時代のカフスボタン、母が デザイ ンして彫金作家の友人に制作して貰ったというブローチや指輪。懐かしい小物た ちを並べていると母はもちろん、祖父母との懐かしい思い出が蘇 る。それぞれ に纏わる家族の歴史とも言える話を聞きながら貰い受けた時の温かな気持ちは忘 れない。

 

 

   
 
 
mono index 建築家やデザイナーの友人が多い我が家、この夏はオリンピックの競技場とエン ブレムの話題で持ちきりだった。2020年まであまり時間もない上 に、コン ペティションにかかる莫大な税金はどうなるのか?などなど。どんな事も目立た ない方が良いのに・・・と思うデザイナーらしからぬ私。 page top

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